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   astah*の使い方
     要求図の「テストケース」の出力方法
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投稿者 トピック
akipii
投稿日時: 2014-4-9 22:34
新米
登録日: 2009-12-7
居住地:
投稿: 9
Re: 要求図の「テストケース」の出力方法
こんばんは、あきぴーです。
RTF出力で暫定対応できることは理解しました。
以下、長文ですがご容赦下さい。

【1】要求図におけるテストケースを使いたい目的

astahはモデリングツールですので、要求図にあるテストケースをテスト仕様書として使いたいわけではないです。
つまり、astahのテストケースに、テスト結果やテスト実施日を記載したいわけではありません。

私が、astahの要求図におけるテストケースに求めたいのは、テストケースを要求と関連付けることで、下記の作業を行いたいのです。

(1)テスト実施後に障害が発生したテストケースから要求へトレース(前方追跡)して、要求の影響範囲を把握し、障害修正で影響する要求にデグレードが起きないようにチェックする
 →障害修正のレビューで大きな威力を発揮します。

(2)テストケースの要件カバレッジ(テストケースの塊で要求をどれくらい網羅しているのか)から、テストケースの品質を見る
 →テストケース作成時に、テストケースの品質を事前にチェックできます。
  また、テスト進捗の度合で、計測時点でどれくらい要件をテストで検証できたのか、を分析することにも使えます。

テストケースは、紐付いた要求を通じて各モデル要素に後方追跡できるので、モデルの検証に必要なテストケースの洗い出しにも使えます。
あるいは、モデルを修正する時に、モデルから前方追跡したテストケースを洗い出せれば、修正に影響するテストの範囲を確定しやすくなります。

また、要求に紐付いたテストケースを保守したり出力できると、テスト仕様書の元ネタとして使えます。
しかし、要求図の機能は色んな使い方のポテンシャルがあるにも関わらず、機能が不足しているように思えます。

【2】要求図におけるテストケースに関する機能追加の要望

以下は、要求図のテストケースでこんな機能があればいいなあ、と思う内容を書きます。
ご参考下さい。

(1)要求図のテストケースに以下の項目を入力・更新できるようにする。
 つまり、テスト仕様書の基本項目のみ保守できるようにする。

・ID
・概要
・事前条件
・試験手順
・期待結果

 要望の意図は、astahのテストケースをテスト仕様書の元ネタにできるようにすることです。

(2)要求図のテストケース全てをExcelに出力する。
 さらに、要求テーブルと同様に、出力したExcelからインポートできると良い。
 要望の意図は、astahのテストケースをExcel上で保守できるようにすることです。
 テストケースや要求は、Excel上で一括置換や一括修正する方が楽だからです。

(3)ツリーペインの要求を右クリックして、「テストケースに変換」が使えるようにする。
 同時に、要求図で「テストケース→(Verify)→要求」が表示されるようにする。
 要望の意図は、要求からテストケースを簡単に作れるようにすることです。

(4)横軸:要求、縦軸:テストケースのトレーサビリティマトリクス(追跡可能性マトリクス)を一覧表示して修正できるようにする。
 現状の仕様では、テストケースの「依存先」、要求の「依存元」に「Verify」の関連を持たせているので、前方・後方追跡の仕掛けは存在している。

 要望の意図は、テストケースの要件カバレッジや要件のテストカバレッジをやりたいことと、要求やテストケースの修正時に他の要求や他のテストケースにどれだけ影響するか、影響範囲を調査するのに使いたいのです。

(5)横軸:要求、縦軸:ユースケースのトレーサビリティマトリクス(追跡可能性マトリクス)を一覧表示して修正できるようにする。
 イメージは、下記ページの図3です。

みんなが悩む要求管理(8):要求管理ツールの賢い使い方 - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0508/12/news088.html

 要求とユースケースのトレーサビリティマトリクスがあれば、ユースケース修正時にどれだけの要求に影響があり、影響がある要求から追跡してどれくらい他のユースケースに影響するか、を調査するのに使えます。
 ユースケースから各モデル要素には、トレーサビリティマップで追跡可能なので、ユースケースに間違いがあったり、ユースケースを仕様変更で修正する時に、影響調査しやすくなります。

なお、(4)(5)は、astahのCRUDマトリクスに似た機能になります。

astahの要求図をもっと機能強化できれば、要求から各モデル要素を追跡できる仕組みは既に持っているので、astahでモデルと連動した要求管理の使い方が色々発見できると思います。

以上、ご検討のほどよろしくお願いします
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題名 投稿者 日時
   要求図の「テストケース」の出力方法 akipii 2014-4-8 22:58
     Re: 要求図の「テストケース」の出力方法 Sueyoshi 2014-4-9 14:54
     » Re: 要求図の「テストケース」の出力方法 akipii 2014-4-9 22:34
         Re: 要求図の「テストケース」の出力方法 Sueyoshi 2014-4-10 16:49

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