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2009/04/14
Martin Fowler氏基調講演 - QCon Tokyo -

執筆者: midori (9:59 am)
4月9日、10日に開催されたQCon Tokyoで、Martin Fowler氏が「ドメイン固有言語〜その役割〜」という基調講演を行いました。

Fowler氏は、ドメイン固有言語(DSL)を説明するのに、ステートマシン図、クラス図、そして、Javaコードの例を挙げました。ステートマシン図は、処理が一目で分かるのにJavaのコードにすると一目では分からなくなる。ドメイン固有言語はこのコードの「読みやすさ」を向上させるものだという話でした。


その他にもXML、CSS、正規表現、Ruby on Railsなどの例を挙げて、DSLの「読みやすさ」を強調する内容でした。Fowler氏によると、コード生成はオプショナルであり、必須ではない。それよりも、コードの読みやすさが、開発者の生産性を向上させ、ビジネス側の人たちと開発者のコミュニケーションを助けるものだとのことです。

この講演はDSLの導入部分であり、もっと知りたい方はFowler氏のウェブサイトを見てくださいと言っていました。今回の内容も含め、DSLに関する記事を将来アップするつもりだそうです。
http://martinfowler.com/bliki/


UML関連の本の著者として、Martin Fowler氏のことは、JUDEの開発を始めたときから知っていたので、今回この講演を聞くことができてとてもうれしかったです。
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