ダウンロード時のアンケートや評価中のアンケートで、次のようなご意見をいただくことがあります。
「クラス図でもER図のように論理名、物理名を使いたい」
「日本語の他に、英語や中国語でも名前を設定したい」

そこで今日は astah* professionalの「別名」機能を紹介します。
モデル要素に対して複数の名称を設定できる機能で、プロジェクトビューの「別名」タブで入力します。

[参考]
- オンラインマニュアル 「別名機能」
- リファレンスマニュアル 11. 別名機能【P】

プロジェクト内のモデル要素に別名を設定して、ダイアグラムエディタ上での
図の表示を切り替えることもできます。

別名を入力する

1. 左上にあるプロジェクトビューの「別名」タブをクリックします。



















2. 別名1の入力欄をダブルクリックして、別名を設定します。
別名は二つ入力できますから、元の名前と合わせると、一つのモデル要素に対して
最大で三つの名称を設定できます。
























別名フィルターオプションを使う
別名タブの右下にある下向きの三角をクリックすると、いつもは隠れている
オプションボタンが表示されます。オプションでは、別名の設定対象にする
モデル要素を選択できたり、別名1、別名2の列の表示を設定できたりします。















図の表示を切り替える
別名を設定したら、ダイアグラムエディタ上での表示を切り替えてみましょう。
メインメニュー[表示]-[別名の表示]から、表示したい名前を選択します。

[名前で表示（デフォルト）]








[別名1で表示]








別名表記が可能な図
- クラス図 : クラス、属性、操作、パラメタ、関連など
- ユースケース図 : ユースケース、拡張、包含など
- アクティビティ図 : オブジェクトノードのベースクラス
- シーケンス図 : ライフラインのベースクラス
- コミュニケーション図 : ライフラインのベースクラス
- コンポーネント図 : パートの型、コンポーネント、コンポーネントインスタンスの型
- 配置図 : ノード、ノードインスタンスの型
- 合成構造図 : パートの型
- データフロー図 : 外部エンティティ、データストア
- ER図 : ERエンティティ、属性、リレーションシップ、サブタイプ等
- 要求図 : 要求、テストケース
- クラス図、ユースケース図、ER図、合成構造図、要求図 : ノート、テキスト

どうぞ使ってみてください。