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2006/06/15
JUDE/Community,Professional ver3 の開発ポイント

執筆者: okamura (11:20 am)
最近、JUDE/Think!の話題が多いですが、もちろんCommunityやProfessionalも開発進めてます。というかリリース直前ですね。

さて、その新バージョンver 3では、次のところにポイントを置きました。

■1.「表現力の向上」
UML2.0の新しい表記に対応することで、表現力を高めています。
JUDEは、機械との連携よりも人やチームでのコミュニケーションを重視しています。それに対して、UML2.0は、MDAというどちらかというと機械との連携に重点を置いた拡張仕様と言えます。ではなぜ今UML2.0の対応を進めるかというと、表現できること(表記)を増やすことによって、コミュニケーションしやすくできる場合もあると考えるからです。
そういう視点で、優先度を考えて段階的に対応を進めています。


UML2.0の新しい表記の対応では、もう一つ注意しています。それは、急いで形だけの対応をしない、という点です。図上にいろいろ追加できるようになったけど、他の要素との関係がアマくて、編集しづらくては意味がありません。JUDEでは、編集時の挙動を表記ごとに細かく制御して、よりユーザが求める動きになるよう注意しています。

■2.「使い勝手の改善継続」
JUDEでは、ご存知のように、使い勝手を最重視しています。UML2.0対応のみに絞って開発する方針もありましたが、そちらのスピードを落としてでも、要望対応など細かい使い勝手の改善に時間をとりました。例えば、次のようなちょっとした改善をいれています。
- 図上で属性、操作の連続追加をしやすくする
- 多重度などがどの関連のものかわかりやすい表示をする
- ドロップダウンボタンによって、いろんな種類の関連を作成しやすくする
- 関連クラスとクラスの変換をサポートする
- 属性の型の名前空間がわかりやすくする
など

■3.「よりオープンに」
Enterprise版のみで提供されていたAPIを、CommunityやProfessionalユーザの方にも、公開します。
最近、開発者ブログなど、開発状況などなるべく透明化しようと取り組み始めています。ソフト自体についても、オープンソースとはいきませんが、可能なところはオープンにと考えています。できるところはオープンにしていき、ユーザの方がより”参加できるもの”にしていきたいと考えています。この点、非常に弱かった部分で、まだまだ足りないところと思っています。
まだAPIでできることは限られていますが、ぜひ使ってみてコミュニティサイトで例など共有いただければと思います。


ベータ版出していますので、気づいたところを、ぜひ投稿お願いします。
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