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今回福井県内の宅配・コンビニ売り版には載らなかった理由

投稿者: murata  投稿日時: 2006-7-26 18:13:18

昔の新聞は、東京や大阪で朝刊を印刷してから、全国に送っていたので、地方に行くほど記事の内容が古くなってしまって、早版と遅版の差が大きい事は珍しくなかったのですが、最近は、記事のデータを各主要都市の印刷所に伝送してから印刷しているので、こういう現象は珍しくなっています。

福井県に配達される朝刊は、石川県の印刷所で印刷したものを配っているのですが、今回に限っては、水害の影響で、定刻に配達できない恐れがあるから、普段よりも30分間早く、内容が締め切られたのです。この為、日経新聞の一面や関連記事については、福井県内には第13版が配達され、石川県には第14版が配達されたわけです。そして、昭和天皇の発言メモのスクープについては、第14版で印刷されたので、今回の様な珍しい現象が起こったという訳です。

さて、こういう場合、最新版を入手するにはどうすれば良いかというと、駅の売店で購入すれば良いのです。もしくは、印刷をしている県の販売所に電話して郵送してもらうという手があります。コンビニ売りなどの場合は宅配されたバージョンと同じになります(というか、新聞配達店がコンビニに配っています。)ので、7月20日に福井県で出回っていた日経新聞の朝刊は、駅売り以外は第13版だったのでした。

やはり従来からの紙のメディアでは、情報通信の恩恵を受けても、災害などの影響を受けてしまうんですね。

一部の評論家には、社員によるインサイダー取引の不祥事を掻き消す為に、日経が意図的にこの日にスクープしたと勘ぐる人が居ますが、社員の不祥事が明け方近くに明るみになったとは考えにくいなあ・・・ 他社の早版の記事を見て、慌てて差し替えたって可能性はありますが、日経としてはこういう世論に影響する記事については、裏づけが取れるまでは載せないと思うんですけどね。一面トップ記事が間違いだったらよっぽど信用を無くすわけですし…
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