astah* コマンドラインツール 利用ガイド

2009年10月19日
株式会社 チェンジビジョン



【概要】

コマンドプロンプトから、画像出力を行います。

【astah* コマンドラインツール 利用要件】

astah*コマンドラインツールを実行するには、astah*を実行できる環境が必要です。

【コマンドラインツールの使用法】

コマンドプロンプトから、画像出力を行います。 インストールフォルダに含まれる、astah-command.bat を使用して実行します。 astah-command.bat では「image」のアクションを実行することができます。

【 画像ファイルへ出力する (image)】

プロジェクトファイルに含まれる図をPNG、EMF、JPEG のいずれかの形式で画像ファイルへ出力するには、「image」のアクションを使用します。出力画像フォーマットを指定しない場合、PNG 形式で出力されます。

例1. C:\input\hoge.astaファイルのER図をC:\output配下にPNG形式で出力する
[Windows]


call astah-command.bat -image er -f "C:\input\hoge.asta" -t png -o "C:\output"
[Linux]

astah-command.sh -image er -f /home/tanaka/hoge.asta -t png -o /home/tanaka/output

例2. C:\input\hoge.astaファイルの全図をC:\output配下にPNG形式で出力する
[Windows]


call astah-command.bat -image all -f "C:\input\hoge.asta" -t png -o "C:\output"
[Linux]

astah-command.sh -image all -f /home/tanaka/hoge.asta -t png -o /home/tanaka/output

オプション

オプション 説明 種類 備考
-image 画像出力アクション all 全図
cl クラス図
uc ユースケース図
ucd ユースケース記述
sc ステートマシン図
act アクティビティ図
seq シーケンス図
com コミュニケーション図
cmp コンポーネント図
dep 配置図
cs 合成構造図
fc フローチャート
dfd データフロー図
er ER図
crud CRUD
mm マインドマップ
rqt 要求テーブル
(astah* 6.0から)
tm トレーサビリティマップ
(astah* 6.0から)
ignore-ref 参照プロジェクトの図を無視する。
(JUDE 5.3b1から)
-dpi,--dpi [image dpi] 出力解像度 - 出力する画像の解像度を指定する。
デフォルトは、96(システムプロパティに設定されている値)。 解像度を72にすると、画面に表示されている大きさと同等の画像を出力する。
(astah* 6.0から)
-f,--file [target file] 出力対象ファイル - -
-id,--dgm_id [ids for target diagrams] 出力対象ID指定 - 図のID列をスペース区切りで指定。
この場合、出力時に名前空間のフォルダを作成せず、フラットに画像ファイルを出力する。 ファイル名は、図名ではなく、ID名になる。
(astah* 6.0から)
-o,--output [output] 出力先ベースフォルダ - 出力先フォルダは、「出力先ベースフォルダ + プロジェクトファイル名」
-t,--type [image type] 出力画像フォーマット png PNG
jpgJPEG
emfEMF(拡張メタファイル)