astah*データベースインポートコンポーネント 利用ガイド
- データベースをastah*にインポートする -

2009年10月19日
株式会社 チェンジビジョン


【概要】

ER図に関連するモデルの編集APIのサンプルとして"astah*データベースインポートコンポーネント"を作成しました。 本DBインポートツールにより、データベースのテーブル定義をastah*にインポートできます。 本ドキュメントでは、このDBインポートの方法について説明します。

astah* API サンプルプログラム使用許諾契約

【DBインポートの手順】

【ステップ1 実行環境の準備】

本アプリケーションを実行するには、J2SEおよびデータベースを利用できる環境を準備する必要があります。
さらに、本アプリケーションはJDBCドライバ経由でDBに接続するため、各DBから提供のJDBCドライバを入手しておく必要があります。
動作確認で使用された各JDBCドライバのダウンロードページを文末に掲載します。

【ステップ2 本サンプルの起動】

以下のバッチファイルをダブルクリックします。

C:\Program Files\astah-professional\api\sample\db_reverse\run.bat

【ステップ3 DBへの接続】

以下の項目を設定し、"Connect"ボタンを押下します。接続が成功した場合、"Connection Succeeded"のメッセージが表示されます。
接続が失敗した場合、エラーメッセージに従って項目の設定を訂正してから、"Connect"ボタンを再度押下してください。

【ステップ4 インポートの実行】

接続が成功したら、以下の項目を設定し、"Import"ボタンを押下します。
インポートが成功した場合、"Import Successfully"のメッセージが表示されます。

【インポートの結果について】

本アプリケーションは新規作成としてastah*のエンティティなどにDBをインポートしますが、ER図の自動作成は行いません。
インポート結果をER図にする場合は、astah*の構造ツリーでERモデルのポップアップメニューより、「ER図の自動生成」を実行してください。
必要なエンティティのみをER図で表示する場合は、対象となるエンティティを構造ツリーからER図にドラッグ&ドロップしてください。

【注意点】

【接続項目変更の保存および新規DB接続の追加 - Config.propertiesファイル】

DBの種類や対象となるDBのURLなどの設定項目は以下のファイルによって保存されます。
ファイルを修正することで、DBへの新たな接続を追加したり既存の設定を変更したりできます。

【サンプルのコンパイル】

サンプルのソースコードを改変した場合、起動する前に、コンパイルする必要があります。
以下のバッチファイルをダブルクリックします。

C:\Program Files\astah-professional\api\sample\db_reverse\compile.bat

【サポートについて】

本アプリケーションはastah*編集APIのサンプルとして提供しているため、サポート対象外となります。 障害報告やお客様の実行環境(DB、JDBCドライバー等)に関連するご質問などは、 対応できない場合がございますのであらかじめご了承ください。

【動作確認環境】

以下のDBおよびJDBCドライバでDBインポートの簡単な動作を確認しました。
  • JUDE/Professional5.4b1よりOracle10g、Microsoft SQL Server 2005、MySQL Server 5.0、PostgreSQL 8.3.1で
    JDBC-ODBC Bridge Driver(sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver)に対応し、簡単な動作を確認しました。

  • JDBC-ODBC Bridge Driver+PostgreSQLの環境では非PKかつユニークな属性のリレーションは取得できませんので注意してください。
    PostgreSQLではJDBCドライバのご使用を推奨いたします。
    DB名 JDBCドライバ名 ドライバ名を含むjar
    Oracle10g oracle.jdbc.driver.OracleDriver ojdbc14.jar
    Oracle10g sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver %JAVA_HOME%/jre/lib/rt.jar
    Microsoft SQL Server 2005 com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver sqljdbc.jar
    Microsoft SQL Server 2005 sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver %JAVA_HOME%/jre/lib/rt.jar
    MySQL Server 5.0 com.mysql.jdbc.Driver mysql-connector-java-5.1.6-bin.jar
    MySQL Server 5.0 sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver %JAVA_HOME%/jre/lib/rt.jar
    PostgreSQL 8.3.1 org.postgresql.Driver postgresql-8.3-603.jdbc3.jar
    PostgreSQL 8.3.1 sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver %JAVA_HOME%/jre/lib/rt.jar
    H2 Database Engine Version 1.0.72 org.h2.Driver h2.jar
    HSQLDB 1.8.0 org.hsqldb.jdbcDriver hsqldb.jar
    HiRDB Version 8 08-02 JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.PrdbDriver pdjdbc.jar

    【動作確認で使用された各JDBCドライバのダウンロードページ】

    DB名 JDBCドライバのダウンロードページ
    Oracle10g http://www.oracle.com/technology/global/jp/software/tech/java/jdbc/index.html
    Microsoft SQL Server 2005 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6d483869-816a-44cb-9787-a866235efc7c&DisplayLang=ja
    MySQL Server 5.0 http://dev.mysql.com/downloads/connector/j/5.1.html
    PostgreSQL 8.3.1 http://jdbc.postgresql.org/download.html
    H2 Database Engine http://www.h2database.com/
    HSQLDB http://hsqldb.org/
    http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=23316
    HiRDB Version 8 08-02 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hirdb/index.html
    http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/manual/pc/d635610/W3560001.HTM
    http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/manual/pc/d635610/W3560368.HTM
    http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/manual/pc/d635610/W3560451.HTM
    http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/manual/pc/d635610/W3560448.HTM