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2006/05/31
見える化とパラダイム
執筆者: umeda (1:25 pm)
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見えなければ気付かない。しかし、見えているだけでも気付きません。 家ではBBフォン(IP電話)が、遠距離の友人との通話に活躍しています。 BBフォンでは、BBフォンが無効なときには、 ・コール開始時のプププ音がない ・機器のVAC(だったかな?)ランプが点灯しない といった見える機構が存在しています。しかし、存在する(見えている)のに、着信番号を見た友人の指摘を受けるまで、無効になっていることに気付きませんでした。 # ああ、電話代が・・・(;_;) パラダイム系の本でこんな感じのことばを見たことがあります。 『見なければ信じない。しかし、信じなければ見えない』 パラダイム(そこまで大げさでなくてもよいですが)から外れたことは、見えていても見えないのです。それら情報はただのノイズとして処理(遮断)されるわけです。 今回の現象にあてはめると、ぼく(家族)の頭の中には、インフラ系のシステムは正常に動くという思い込みがあり、見えているにもかかわらず、プププ音などはただのノイズにすぎなかった。次に、(パラダイムというより)思い込みの解消により、見えているものが見えるようになった。 『見える化』は重要です。 ただし、見える化というのは、ただ可視化することを意味するのではなく、 『可視化し、そしてそれが何を意味するのか(パラダイム)を共有すること』 なんだろうな、と思いました。 ちなみに、友人側にもパラダイムの存在を感じましたが、気付けない友人こそが、長電話の相手だったりするわけですね・・(;_;) |
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